舞台俳優のおたくがジャニヲタになった話②
続きだよー
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そんな時、「コード・ブルーseason3」がはじまった。これが今までの私を大きく変えたきっかけである。
「コード・ブルー」はseason1からみていて大好きな作品。7年ぶりのseason3、まさかやると思ってなくて大いに喜んだ。戸田恵梨香さん目当てで視聴していた部分も大きいため当然見方は話も勿論だが緋山先生に偏りが出る。そうしたら見つけた。有岡くんの存在をはじめて知ったきっかけの彼、「名取颯馬」
作品中の彼は俗に言う「嫌な奴」何でもできるがやる気がない。ポテンシャルはあるが宝の持ち腐れのようなもの。有岡くんを知らなかったんだから最初はいい印象を抱かなかったがまぁ二次オタでもある。キャラクターとして捉えれば私好み。すぐ好きになった。本命は緋山先生で変わりないけど。
1話はごく普通に視聴。そして2話。多分名取颯馬を意識した一番のきっかけは2話である。2話の緋山先生は名取颯馬と妊婦の担当。産む産まないで揉める父親と娘にとりあえずやる気なく説明する名取先生。説明終わりに緋山先生が「お父様って呼んでんの?」とからかい気味に名取へ。名取は「そう呼んでもいいと思うほど素敵な父ですよ」と解答。それに対し緋山先生は「ふーん」と。この部分である。短い掛け合いだったが緋山先生と名取先生のこの雰囲気、空気感にやられた。好きだと思った。この時には「名取颯馬」が好きでまだ「有岡大貴」にまでは辿り着いていなかった。
そして7話。名取先生が緋山先生を好きだと自覚して嫉妬が出たシーン。ここで名取颯馬って誰なんだろうと思い調べる。これが全てのはじまりだった。
大学も夏休みに入り暇を持て余していた私の楽しみは推しに会いに行くことと毎週月曜日のコード・ブルー、そして好きなYouTuberの動画を見ることであった。だがちょうどその時期にYouTuberが大炎上して活動休止。暇つぶしがなくなったと思った時になんとなくで「有岡大貴」と調べてみた。
私の中の「有岡大貴」のイメージは「名取颯馬」である。だから衝撃を受けた。動画の中にいる有岡くんは真逆だったんだから。そしてこんなに演技が上手い人なんていたんだとさらに好感度は上がった。推しも演技が上手い。舞台俳優の中ではトップクラスだと思う。そんな推しを基準にしてみていると中々上手いと思う人なんていないのに有岡くんはとても上手くて素直に凄いと思った。
更に彼に興味が湧いてひたすらに調べ続けた。生年月日、年齢、Hey! Say! JUMPのメンバーであること、好きな食べ物、知れることは全て知った。そしてこの時、Hey! Say! JUMPの「DEAR」のlive DVDも買っていた。
推しが出ていないDVD、ましてやジャニーズのなんてと抵抗感はあったがそれよりも「有岡大貴」についてもっと知りたいという欲の方が勝っていた。
完全に堕ちたのはliveDVDをみたあとだと思う。コード・ブルーの「名取颯馬」ではなくHey! Say! JUMPの「有岡大貴」に完全にやられた。透き通った落ち着いた歌声、完璧なかわいすぎるアイドルスマイル、時折みせる憂いを帯びた表情、ダンスのクオリティ、本人のキャラクター、全てに魅了されていた。
推しは好きだ。今もそう。それでも推しとの距離感や現場の疲れ等で悩んでいた時の有岡くんとの出会いは推しを離れる理由としては十分だった。
元々ガッツ気味なおたくだったため基本的なスタンスは変わらないけど全く畑の違うところ。友人のジャニヲタにルールやらを聞いて勉強しまくった。初めて行ったジャニショには圧倒されたしこれを舞台にも使えばいいんじゃないかなって思ってしまったのは舞台俳優おたくだったんだから仕方ない笑
有岡くんに会う前に推しの現場が一度あってそちらへ行ったがやはり推しは推しで何も変わらない。そこがいいんだよなぁ、素敵だなぁと思ったがおたくとしての心は有岡くんのままであった。
そしてドームツアーに参加。初めての有岡くん、初めてのHey! Say! JUMP、初めてのジャニーズのコンサート。舞台と違って距離は遠いのにとても楽しかった。有岡くんも本当にかっこよくて、かわいくて画面越しよりやはり生で見るのは違う。
ファンに関しても狭いコミュニティーではないからある程度は気にならないしデジチケだから席も当日までわからないから探す必要も無い。
これぐらいの距離感が今の私にはとても心地よくて楽しい。推しを推すことをやめはしたが今でも推しは好きだ。何だかんだこじらせていたのでたまに推しを観に行くことは許して欲しい。
少し離れたことで推しを応援するのも気持ちが楽になったから結果的にこれでよかったんだと思う。これからはおたくではなく1ファンとして推しを応援していく。そして有岡くんを見るために今日も私はテレビを見る